資格取得に取り組む銀行員って多いですね。
最近、銀行の後輩から資格取得について相談を受けました。
あまり活用できない資格取得に取り組んでいたので、とりあえず止めるように伝えました。
そこで今回は銀行員に必要な資格について記事にしてみました。
銀行員に必要な資格とは?
ムダな資格取得に取り組んでいませんか?
銀行員に必要な資格とは?銀行員から他業種の企業内コンサルタントに転職した自分の経験と視点から考察してみました。
資格について
資格は出世や転職に有利に働く傾向にあります。
資格について簡単に説明します。資格には種類があり、それぞれ役割があります。
資格の種類
資格は大きく3種類あります。
必置資格:事業に必要
貢献資格:会社や社会に役立つ
資格の役割
資格はそれぞれの種類で役割が違います。
必須資格
必須資格は「業務独占資格」といわれ、資格がないとその職に就くことができません。例えば医師や弁護士、公認会計士などです。
業務独占資格は起業や独立も可能な資格です。メリットの大きい資格ですが、取得は非常に困難です。
必置資格
「必置資格」はある事業を行う際に、その企業や事業所にて特定の資格保持者を必ず置かなければならない、と法律で定められている資格です。
必置資格保有者がいなくなると、業務継続が出来なくなってしまいます。事業継続のために従業員の誰かが持っておく必要がある資格ということです。
そのため必置資格保有者は転職に有利といわれています。
貢献資格
「貢献資格」は、絶対に必要とまではいえないが、持っていれば仕事に役立つ資格です。
または社会貢献に寄与する資格のことです。ほとんどの資格は貢献資格に該当します。働くための絶対条件ではありませんが、スキルがあることで企業からの評価が高い資格です。
よって貢献資格は仕事に活用できる資格と考えられています。
銀行で必要な資格は
どの資格も銀行で必要な資格です。必須資格は別格ですが、必置資格も貢献資格も出世や転職に有利な資格です。
主な貢献資格
今回は「貢献資格」をメインに考えます。貢献資格は無数にあります。
主な資格を国家資格、公的資格、民間資格で分類しました。
・FP技能士
・ITパスポート など
・日商簿記検定
・販売士検定
・ビジネス実務法務検定
・ビジネス会計検定
・メンタルヘルス・マネジメント検定
・カラーコーディネーター
【文部科学省後援】
・実用英語技能検定(英検)
・秘書技能検定
【厚生労働省後援】
・ビジネス・キャリア検定
・診療報酬請求事務能力認定
【経済産業省後援】
・認定経営コンサルタント
・ITコーディネータ
【都道府県知事認定】
・訪問介護員(ホームヘルパー)
・介護支援専門員(ケアマネージャー) など
・TOEIC
・TOEFL
【財務会計系】
・証券アナリスト
・AFP
・CFP
・銀行業務検定
【ビジネススキル系】
・MOS
【医療福祉系】
・産業カウンセラー など
資格の厄介な話 その1
資格は数え上げたら、キリがありません。しかも似たような資格がたくさんあります…。
ファイナンシャルプランナーのお話
似たような資格の例です。
例えば、ファイナンシャルプランナーの資格です。FP技能士にAFPにCFP…、他にもFPと似た名称の資格があります。
ちなみにFP技能士とAFP、CFPの違いは以下のとおりです。
ちなみに、ご存知の方も多いとは思いますが、2級FP技能士に合格後に日本FP協会が認定する研修を受講し、登録の手続きをすればAFPの資格も取得できます。AFPの資格は更新期日があるので、講座を受講し続ける必要があります。
資格の厄介な話 その2
この無数の資格って、取得する方も悩みますが、例えば転職の際に採用する方も悩みます。採用担当者も同じような資格の違いなんて、いちいち知りません。
難易度が全く違うのに、似たような資格と比べられ「多くの人が持ってる資格」と思われるかもしれません。「あー、それは凄い資格だな」と採用側が思ってくれればいいですが、「凄い資格か全然わからない」と思われる可能性もあります。
こう考えると、せっかく資格を取っても本当に知識やスキルがあるのか周りに認めてもらえません。だから、資格として考えるなら「誰もが知る(聞いたことがある)資格」が最強になるのではないでしょうか。
誰もが知る資格とは
業務独占資格と名称独占資格の違い
名称独占資格:無資格で名称を名乗ると罰せられる
銀行での出世や転職に必要な資格
銀行員におすすめ資格 3選
おすすめする前提条件
おすすめする条件は次のとおりです。
【おすすめするための条件】
1.働きながら取得できる
2.銀行の仕事と関係が深い
3.受験資格が厳しくない
4.合格率が比較的高い
5.難易度はまあまあ
6.費用もまあまあ
7.合格できなくても仕事で使える
8.たくさんの人が知ってる
重要なのは銀行業務に活かすこと
持ってるだけで重宝されるような資格は業務に活かすという視点から外れます。そのため今回のおすすめ資格では必置資格は除外しています。資格で重要なのは業務に活かすことです。
銀行員におすすめ資格 MOS
おすすめ資格の1つ目は「MOS」です。
MOSって何?という人、ヤバいかもしれません。既にメジャー級の資格といっていいでしょう。一応、MOSについて説明しておきます。
パソコンスキルの証明
業績評価や転職面接のときに、WordやExcelの能力を聞かれることがあります。
この手の質問って、なんと答えるのが正解なのか、正直よく分かりません。だいたい、こういうパソコンスキルの質問を聞かれたときの返答って「問題ないです」「かなり出来ます」という曖昧な表現しか出来ません。そうすると、たまに「問題ないって、どれくらいのスキル?」なんて更に質問されたりします。
この「どれくらいのスキル」の証明が、むちゃくちゃ難しいです。
私の場合、銀行はWindowsだったんですが、家ではMacを使ってました。銀行員時代、WordやExcelは本当はそこまで得意じゃありませんでした。でも銀行の周りの人と比較しても、パソコンスキルは低くないとは思ってました。ただ、これって実際は分かりません。何が分からないって、求めるレベルが分からないんです。
自分は「普通に出来る」と思っていても、実際はそうでもないかもしれません。実際、スキルって互いにレベルを把握しづらいです。このパソコンスキルの証明になるのがMOSです。
日本では、ほとんどの企業はマイクロソフト社のWindowsを使っています。Windows標準の文書作成ソフトや表計算ソフトがWordやExcelです。取引先とのデータや資料のやり取りも、WordやExcelを使うことが多いはずです。プレゼンなんかは大体の企業がPowerPointを使ってます。 これらマイクロソフト社のアプリを使いこなせるかどうかを判定する資格がMOSです。
MOSは「マイクロソフト オフィス スペシャリスト(Microsoft Office Specialist)」の略です。
事務職、つまりデスクワークにおいて汎用的な資格といえます。
Word、Excel、PowerPointなどはどの職種においても使用頻度は高く重要です。
特に事務職ではWord、Excel、PowerPointは仕事の基本ソフトといえます。
MOSは自分のパソコンスキルを証明できる資格といわれています。
受験資格:誰でも受験できます。
試験日程:全国で随時実施
受験料 :10,780円〜12,980円
合格基準:非公開
※詳しくは「オデッセイ コミュニケーションズHP」へ
MOSの難易度は
試験は一般レベルと上級レベルがあります。
一般レベルは合格率80%程度といわれています。ただアプリケーションやバージョンごとで難易度は異なります。
各アプリの難易度について説明します。
ちなみに私が受験した感想です。そのため人によって違う印象もあると思います。
■各アプリの難易度(個人的主観)
【Word】
一般レベル:文書作成や装飾・表作成・グラフィック挿入など基本的な操作。難しくない。
上級レベル:暗号化、スタイルカスタマイズ、共有・変更履歴の管理など、単純作業で使用しない機能の操作。仕事で文書チェックを頻繁にする人なら難しくないかも。
【Excel】
一般レベル:グラフ作成や基本的な関数が中心。業務でExcelを使用する人なら難しくない。
上級レベル:高度関数の利用や数式のネスト、複合グラフ、ピボットなどを活用したデータの分析が中心。Excelの利用環境をカスタマイズできる人なら受かりそう。
【PowerPoint】※PowerPointの試験は一般レベルのみ
一般レベル:プレゼン作成、テキストや図形の挿入、アニメーションなど基本的な操作中心。PowerPointを普段利用する人なら問題ないかな。受けてませんが。
【Access】※Accessの試験は一般レベルのみ
一般レベル:データベースの作成や管理、テーブルの作成、クエリなどの作成が中心。Accessを仕事で使う人は少ないかもしれません。そのため、MOSの中で最も難しい試験といえます。(未受験のため難易度は不明だけど、試験の概要を読むと絶対自分にはムリと思った)
【Outlook】※Outlookの試験は一般レベルのみ
一般レベル:メールの作成・編集、予定表の管理や活用、タスク管理などが中心。難易度は高くなさそう。ただOutlookを普段利用していないと難しいのでは。(未受験。Outlook使ってないので、たぶん自分は合格ムリ)
ちなみに私でもWord、Excelの一般レベルを取得できました。実際どんな試験内容なのかがよく分からなかったので通信教育を利用しました。独学でも受かる人は多いと思います。仕事で普段からパソコンを使っている人ならば比較的取得しやすい資格でしょう。
最大のメリットは自分のスキルを簡潔に証明できる点です。
パソコンのスキルについて聞かれた場合は十中八九はマイクロソフトのアプリの話、つまりWord、Excel、PowerPointを使いこなせるかということです。自分が思うレベルと求められるレベルが違っている場合もあります。MOSを取得しておけば、分かりやすい証明になります。
また取得できなくてもパソコンスキルは必ずアップします。結果的に仕事に活かすことができる点もメリットです。
デメリットはMOSが特定アプリの資格ということです。
MOSはマイクロソフト社のアプリに対しての認定なので、違うアプリを使用している企業には意味がありません。ただ、日本の企業の大多数はマイクロソフトオフィスを使用していますので、そこまで心配する必要はないでしょう。
・パソコンスキルの証明になる
・取得できなくても、今の仕事に使える
■デメリット
・マイクロソフト社以外のアプリの証明にならない
銀行員におすすめ資格 日商簿記検定2級
おすすめ資格の2つ目は「日商簿記検定2級」です。


等級は1級から3級まで(初級も)あります。級によって会計の仕組みなどの習熟度が違います。
資格取得によって、経理会計部門への転職に有利ともいわれています。
企業は日々の経済活動の中で必ず資金の移動を行うため経理会計部門は事業継続には必要な職種です。また決算業務など、会社法に基づく決算書類の作成に携わります。
簿記はそれら会計の基本です。財務経理などの部署だけでなく、どんな部署や職種でも役立つスキルといわれています。
例えば数値を使った説得力のある営業提案ができるようになったり、改善計画策定など、簿記の知識があることでこれまで以上の仕事ができるようになります。
会社経営には簿記の考え方が必要です。簿記の知識が備われば、経営者とも高いレベルで話ができるようになります。
日商簿記検定の難易度は
試験は極めて高度な商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算などだけでなく、会計基準や会社法、財務諸表等規則などの企業会計に関する法律分野や経営分析を行うために求められるレベルも出題されます。合格すると税理士試験の受験資格も得られます。公認会計士や税理士などの業務独占資格(国家資格)への登竜門といわれています。
2級の出題範囲は商業簿記と工業簿記(原価計算を含む)です。商業簿記は生活に密着した産業(小売業、サービス業など)のため誰もがイメージしやすい内容です。
例えば、売上や仕入、人件費などの経費と聞けば何となくイメージは湧くでしょう。しかし、工業簿記は製造業に携わっていない人にとっては、用語も難解でイメージが湧かない方が多いでしょう。金融機関、特に銀行員であれば取引先に製造業などがあるため、原価計算等にそれほど抵抗感は無いかもしれません。ただ一般的には工業簿記は馴染みが薄いため、難易度は3級と比較すれば高くなります。
3級は簿記の基本である商業簿記を中心に出題されます。生活に密着した企業活動に沿った内容であり難易度は高くありません。
独学でも充分合格可能ですが、通信講座やWEBセミナーの費用もだいぶ安くなっているので、効率的に学習したい人はそういった教材も検討してみてもいいでしょう。
学習時間の目安は以下のとおりです。
1級…6ヶ月以上(約600時間)
2級…3ヶ月以上(約300時間)
3級…1ヶ月程度(約 80時間)
一つは会社の仕組みを理解できるということです。簿記はビジネスの基本である「お金の流れ」を理解できるようになります。つまり、簿記は経理が覚えておけばいいだけの資格ではなく、社会人であれば当然知っておくべき企業経営の根幹を知るための資格です。
金融機関で働いている人であれば、経営者と話す機会も多いはずです。簿記や会計の知識が無ければ経営に対する意見や提案が出来ません。
メリットの2つ目は汎用性があり他資格との相性がよいことです。公認会計士や税理士、中小企業診断士、FP(ファイナンシャルプランナー)などは、簿記が分からなければ合格できないでしょう。簿記は会計の基礎のため、応用資格とリンクしています。簿記取得によって別の資格試験へのチャレンジが容易になります。
デメリットになるかは分かりませんが、簿記の資格を持っていないと金融機関の人間としての評価がかなり落ちます。実際には会計の基礎などは理解している方でも、簿記の資格が無いと会社からも周囲から期待されません。銀行で働いているのであれば当然簿記の資格を持っていると世間には思われています。そういう意味でも取得しておくべき資格です。現在の業務にも支障をきたす可能性があります。未取得の方は早めに取得しておくべきでしょう。
取得に向けてのデメリットは特にありません。
あえてデメリットして挙げるとすれば、1級は合格率が低く取得が困難なことです。取得までに時間がかかる可能性があるので、簿記1級はコスパはよくないです。
・会計の基礎知識が身に付く(経営を理解できる)
・汎用性があり、他資格の取得とリンクしている
■デメリット
・合格に時間がかかる(1級の場合)


銀行員におすすめ資格 TOEIC600点以上
おすすめ資格の3つ目は「TOEIC」です。
英語を使えない私だからこそ、転職活動を通じて味わった「英語力」の必要性です。
転職先を普通に探すために英語は必要
私の転職活動の話です。
募集要項には英語力について求められていないのに、面接時に「英語はできますか」ってよく聞かれました。その手の質問、英語が不得意な私としては結構うろたえます。
企業研究をしっかりしておけば問題ないんですが、たまに「え、この会社って英語関係あるの?」という会社が質問してきたりします。大体、そういう会社は海外に工場や子会社を持ってるケースが多いです。英語圏に工場がなくても、英語は世界共通語なので現地に出張したときのビジネス会話として英語が必要になったり、英文の書類に目を通すこともあるようです。
あとは、今はグローバルに展開していなくても今後展開を考えている企業も同じように英語力を聞いてきたりします。英語に自信がない場合は「英語力を求めていない企業」を優先して探さないといけません。ようするに転職先が限定されます。
募集条件でハッキリと「ビジネス英会話ができる人」と条件があるなら最初から諦められます。厄介なのは英語力については募集条件に何も書かかれてなくても、会社のHPを見て海外に工場を持っているケースです。そういう会社を確認すると「ん?待てよ。英語力が無いとマズいんじゃないか」と勘ぐってしまい、応募を諦めたりしてしまいます。
実際に英語力が必要かどうかはエージェントの人に聞いてもらったりは出来ます。ただ聞いてもらうと、大抵は「簡単な英会話くらい出来た方がいい」みたいな回答が返ってきたります。まあ、英語が全くダメな人よりも少しは出来る人の方がビジネスに関係するかどうかに関わらず、なんとなく有用だとは思われますよね。
つまりTOEICは「転職先の選択肢を広げるため」「普通に転職先を探すため」の資格です。
銀行員は英語が必要か
英語力はパソコンスキルと違って、面接の時に証明がしやすいです。英語で会話をする機会があれば、その実力は相手にも分かります。
「話せるなら別にTOEIC600点なんて取らなくてもいいじゃん」と思うかもしれません。
でも、私から言わせれば「せっかく英語が話せるならTOEIC600点以上取れるんじゃない?」ですね。取れる資格は取っておいた方がいいです。
TOEICは英語によるコミュニケーションとビジネス能力を検定するための試験です。MOSのところでも書いた「スキルの証明」です。「英語話すの得意です」より「TOEIC●●点です」の方が、分かりやすいです。
銀行員は英語が必要かと聞かれると、私はこう答えます。
「英語が話せれば仕事の幅も、仕事の選択肢も広がるから必要」
ちなみに今回紹介しているTOEICは、基本的に「聞く」と「読む」技能に焦点を当てた「TOEIC Listening & Reading Test(通称:TOEIC L&R)」です。
「話す」と「書く」に焦点を当てた「TOEIC Speaking & Writing Tests(通称:TOEIC S&W)」という試験もありますが、日本においては「TOEIC L&R」が一般的にTOEICと呼ばれています。「TOEIC S&W」はマークシートの試験ではありません。ちなみにスコアは400点満点です。ですから「TOEIC600点以上」は「TOEIC L&R」のことと考えてください。
参考までに「TOEIC S&W」の試験のイメージです。動画の説明がありました。↓
600点以上の根拠
私が「TOEIC600点以上」をオススメする根拠を説明します。
ハローワークインターネットサービスという厚生労働省が運営する雇用促進サイトがあります。ハローワークインターネットサービスは募集条件の資格を調べることが出来ます。
このコード表にTOEICが載ってます。
TOIEC資格を条件としている求人数がどれくらいあるかを調べてみました。
TOEIC(730点〜) 求人数94件
TOEIC(600点〜) 求人数106件
TOEIC(470点〜) 求人数21件
求人数が最も多いのは「TOEIC(600点〜)」です。「TOEIC(730点〜)」もそれなりに多いですが、興味深いのは「TOEIC(470点〜)」との差です。約5倍求人数が違います。
つまりTOEICのボーダーラインは600点が分かれ目といえます。世間一般では600点以上というのが、TOEICの評価の基準になっています。
ちなみに募集職種を調べてみると「730点〜」というのは「国際部」とか「海外事業部」とかの部門での募集やCA(キャビンアテンダント)の募集などでした。「730点〜」は本格的な英語力が必要な部署や職業ということですね。
なおTOIECはスコアに応じて、レベルがA、B、C、D、Eの5段階で評価されます。TOEICスコアとレベルとの相関表は以下の通りです。

TOIECには5種類のテストがあります。一般的に日本でのTOEICは、英語の「聞く」と「読む」技能に焦点を当てた「TOEIC Listening & Reading Test(通称:TOEIC L&R)」のことを指します。
英語によるコミュニケーション能力を評価する世界共通のテストで、満点は990点です。
合否判定はありません。英語の実力を測定するためスコアを算定します。
つまり厳密にいえばTOEICは資格や免許ではありません。
東大生のTOEIC平均点600点代って”ガチ”なん?英文の難易度では東大英語(というより難関大全般)の方がTOEICより難しいと思うんだが🤔🤔🤔
— ガチプロ&英検一級 目指す (@eikenist) April 29, 2020
トーいっ600点目標問題と730点目標問題の難易度の差がわからんから、それ以前の問題なんやろうな〜〜〜〜〜〜〜〜TOEICの勉強してる時が1番死にたくなってくる
— 🐔🧠 (@dgwjtamp) April 27, 2020
#スタサプ 使ってTOEIC久しぶりに勉強したら900いった。
振り返ってみると、
600→800 (簡単)
初心者→600 (むずい)
800→900 (細かすぎて超むずい)の順で難易度高かったかな。
スタディサプリの関先生の講義わかりやすかった。おーきに。@sekimasao @studysapuri_eng pic.twitter.com/X8ZIn3ya1Q
— エリス (@realestate1227) April 26, 2020
英語力が全くのゼロであれば、600点以上のスコアを取るには約700〜800時間程度の学習時間が必要といわれています。基礎的な英語力(高校受験レベル)があれば約500時間ともいわれています。
大学受験レベルの英語力があれば平均点(約580点前後)は取れるようですが、大学卒業から年数が経過していると難しそうです。私のように大学卒業して20年以上経過して、実生活で英語と触れ合うことが殆どない人なんかは間違いなくゼロに近いかもしれません。
片手間で勉強してたらいつまで経っても600点以上は達成できないかもしれませんね。
テストは年10回も実施されるので、スコアを上げるチャンスが何度もあります。また合否判定もありませんから、勉強した分だけスコアが上がっていくのを実感できます。モチベーションの維持にも繋がるでしょう。
TOEIC対策の問題集や参考書などの教材、また通信教育や各種学校が多数あり、日本国内では学習しやすい環境という点もメリットです。
金融機関、特に銀行員の場合は輸出入業者との間で「L/C(信用状)」の発行や開設を取引することがあります。そういった業務でも英語力は活かせます。海外支店などがある金融機関の場合は配属や昇進にも関係してきます。仕事の選択肢が広がることもメリットです。
転職活動においては、前述のようにTOEICスコアはスキルの証明です。また業種や職種、業界を限定せずに応募もしやすくなります。
デメリットとしてはTOEICはあくまでも試験としての英語力の評価です。実際にビジネス英会話や英文の文書が読めるかどうかは別問題ということです。
そのため企業によっては「TOEIC L&R(英語の読解力)」よりも「TOEIC S&W(英会話力)」を重視するところもあります。
・自分の英語力を客観的に判定できる
・年10回テストを受けることが可能で、学習した分だけ成長していくのが実感できる
・参考書や通信教育、各種学校が多数あり、学習しやすい環境にある
■デメリット
・試験としての英語力であり、英語力を実務に活かせるかは人に依る
銀行で資格取得を目指すなら王道を
いかがだったでしょう。今回は資格の中でも「実務に役立つ」を主眼において選定しました。
2.日商簿記検定2級
3.TOEIC 600点以上
銀行で資格取得するなら王道を選ぶ
資格で重要なのはスキルの証明です。
ものすごく難関な試験に合格して資格を取っても、周りが評価してくれなければその資格を活かせるキャリアを歩めません。
その点、今回の資格は、誰もが認め、汎用性があります。 「自分は何が出来る」をわかりやすく証明してくれます。
またメジャーな資格は通信講座や教材が豊富です。「学習しやすい」というのは非常に重要です。
せっかく時間と費用をかけるのなら、まずは王道の資格取得を目指しましょう。
最近は学習する費用はかなり安いです。時間をかけたくないなら、通信教育で学習するのも一つの手段です。私は下記サイトでTOEIC600点以上を目指してます。