女性銀行員の給料事情 ーもうすぐ50代の銀行員の妻の年収ー

この記事は次のような方に向けて書いております。

 

  • 女性銀行員の給料や年収を知りたい人
  • 現在、銀行で働く女性
  • いまから銀行への就職を考えている女性

 

私は約2年前に地方銀行から某上場企業に転職した元銀行員です。ただ女性ではありません。

約20年、銀行で働いてきたので女性銀行員の給料事情は、ある程度は把握してます。

しかし現状を把握するため、私の妻に現在の年収事情を確認してみました。

妻は現在も銀行員としてバリバリ働いています。

一番わかりやすいのは、妻の給与明細などを開示することですが、さすがにそんなことをしたらマズいので、その辺はご了承ください。

女性銀行員の給料

まず女性銀行員の毎月の給料から確認していきます。

予めお断りしておきますが、あくまでも妻が現在働いている銀行の給料事情です。そのため銀行によって大きな差があるかもしれません。

いまの女性銀行員の収入がどれくらいなのか?という参考として読んでください。

女性銀行員(妻)の経歴

簡単に妻の経歴を紹介しておきます。

年齢  :もうすぐ50代
勤務先 :地方銀行

勤務年数:約25年
学歴  :短大卒

役職  :管理職
職歴  :一般職採用 → 総合職(地域限定)に転換
資格  :FP2級 証券外務員 内部管理責任者 ほか
表彰  :テラー実績全店1位(2回) 変額保険販売全店1位など
以前はテラーや外交などもやっていましたが、現在は支店勤務の管理職です。

比較する女性銀行員の皆さん

現在の部下は女性の正社員が4名。パート社員が3名。合計7名の部下がいます。部下は全員女性です。
最近まで新入行員の男性がいましたが、昨年12月に転職してしまいました。
妻の部下の女性の皆さんの職位と年齢です。
  • 正社員Aさん(一般・地域限定):20代前半
  • 正社員Bさん(一般・地域限定):20代後半
  • 正社員Cさん(一般・地域限定):30代前半
  • 正社員Dさん(係長・地域限定):30代後半

パート社員さんは今回除外します。理由は配偶者控除(年収103万円の壁)を考慮してパート勤務をされており、今回の参考にならないからです。パートの皆さんは、月に15日程度勤務で約10万円前後のようです。

一応、男性行員と差があるのか確認を含め、退職してしまった新入行員(一般・全国異動)の給料も示します。

女性銀行員の毎月の給料

それでは、最新の女性銀行員の毎月の給料事情です。

残業代などの時間外手当を加えると人によって差が出てしまうので、基本給(職務給+役職手当など)のみで算出しております。四捨五入して万円単位にしています。

通勤手当などの諸手当は人によって違ってくるため、単純に基本給のみです。

また手取りではなく支給額(税金や社会保険料控除前)となります。

一応、手取りの目安は支給額の約80%と考えればいいと思います。

 

【女性銀行員の毎月の給料】

  • 正社員Aさん:20代前半 … 給与19万円(一般・地域限定)
  • 正社員Bさん:20代後半 … 給与21万円(一般・地域限定)
  • 正社員Cさん:30代前半 … 給与22万円(一般・地域限定)
  • 正社員Dさん:30代後半 … 給与32万円(係長・地域限定)
  • 私の妻   :40代後半 … 給与50万円(管理職・地域限定)

※ 新入行員    : 20代前半 … 給与21万円(一般・全国異動)

一般職の女性銀行員の給料は高くない

ご覧になって分かるように、一般の女性銀行員の給料はそれほど高くありません

ただ女性銀行員も役職がつけば給料は10万円〜30万円程度アップします。これは男性も同様です。

銀行の場合、賃金カーブが急上昇することが多いです。賃金カーブについては関連記事をご参照ください。

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女性銀行員の年収事情

次に女性銀行員の年収です。単純に毎月の給料に12をかければ大体の年収は分かりますが、ボーナスなども加わるのでざっくりとした年収をお伝えします。

なお年収については通勤手当や住宅手当などの諸手当を含んでます。また妻が働く銀行のボーナスは業績連動になっているため、年度によって年収が変わります。

そのため現時点で直近の年収で算出しております。

 

【女性銀行員の年収】

  • 正社員Aさん:20代前半 … 年収270万円(一般・地域限定)
  • 正社員Bさん:20代後半 … 年収290万円(一般・地域限定)
  • 正社員Cさん:30代前半 … 年収300万円(一般・地域限定)
  • 正社員Dさん:30代後半 … 年収500万円(係長・地域限定)
  • 私の妻   :40代後半 … 年収800万円(管理職・地域限定)

※ 新入行員    : 20代前半 … 年収300万円(一般・全国異動)

30代でも役職がつかなければ年収は高くない

年収も大きく差がつく理由は職位(役職)です。

そのため30代のCさんとDさんは年収で200万円ほど差があります。また20代のAさんやBさんと、30代前半のCさんの年収は差がほとんどありません。

銀行は定例昇給はありますが少額です。やはり役職につかなければ、年収が増えません。逆にいえば、役職につけば給料は跳ね上がるということです。

新入行員(男性)の年収が同年代の女性より高いのは、性別や学歴の差ではなく地域限定と全国異動で給料に差があるためです。

高卒とか大卒など学歴は関係あるか

あくまでも妻が働く銀行の話ですが、学歴による収入の差はありません

差がつくのは、男性や女性といった性別でもなく、学歴でもありません。

選択するコース(全国異動と地域限定)と職位(役職)で女性銀行員の収入は大きく変わります。

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女性銀行員の年収は高いのか?

いかがでしょうか。

銀行員といえば給料も年収も高収入というイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。

特に20代の年収はそこまで高くありません。他業種と比較してもあまりよくないかもしれません。そのため銀行にせっかく入っても、あまりの給料の安さと過酷な労働環境で早くに辞めてしまう女性も多いです。

いずれにせよ地方銀行の場合、女性銀行員の年収は高くないと思います。

「いや、奥さんが800万円もらっているのはけっこう高い!」と感じられる方もいるかもしれません。

ただ妻が働く銀行の場合、地域限定コースは全国異動と比べて年収が大きく下がります

全国異動と地域限定について少し私の見解を述べます。

銀行の全国異動と地域限定について

ここで私の転職のきっかけを簡単にお話します。

私が転職を考えるようになったのは、家族が病気になり40代前半で全国異動から地域限定に変えたことがきっかけです。

地域限定にコースを転換したことで「これ以上のキャリアアップはもうできない」と銀行から告げられたからです。そのためモチベーションが上がらず、転職を考えるようになりました。

私の転職活動記は別記事にしております。興味があれば読んでみてください。

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一応、私が地域限定コースに転換したときの年収の変化を示しておきます。

  • Kei Rosso:40代前半 … 年収1,100万円(マネージャー・全国異動)

    ↓

  • Kei Rosso:40代前半 … 年収   900万円(マネージャー・地域限定)

 

コース転換すると職位は変わらなくても年収は約200万円下がりました。毎月の給料は約10万円下がりました。

正直、全国異動と地域限定でここまで差をつける理由が私にはよく分かりませんが。

女性銀行員は地域限定

おそらく女性銀行員は地域限定(銀行によって呼称は違うと思いますが、ここでは転居を伴う異動が無いコースとご承知ください)の方が多いのではないでしょうか。

つまり「全国どこにでも行きます!」という意思表示をしなければ、同じ仕事をしていても年収やキャリアはアップしないことが多いと思います。

この制度に問題があるとはいいません。適材適所の人事を行うためには、全国どこにでも異動してくれる人材の方が銀行にとって重要なのは間違いないでしょう。

しかし、年収で200万円以上の差をつけるほど重要なことかは少し疑問です。

優秀な女性銀行員であっても、地域限定コースを選択せざるを得なければならない人はたくさんいます。

そのため、いくら仕事を頑張っても年収やキャリアに上限があれば、モチベーションを維持しにくいのではないでしょうか。

女性銀行員が全国異動を選択できるのか

個人的な見解として、女性銀行員が全国異動を選択するのは非常に難しと考えます。

子供の教育や家族の介護など家庭の事情によって仕事ができるエリアを限定しなければならないケースは数多くあります。

特に女性の場合は働くエリアを限定せざるを得ないケースが多いように思います。

全国を飛び回って活躍するのは、できれば控えたいのが本音ではないでしょうか。

女性銀行員が働きやすい制度なのか

もし私の妻が全国異動コースを選択すれば、年収は上がります。

ただ全国異動を選択すれば、次の異動で家族と離れ離れで暮らさなくてはいけない可能性があります。

収入やキャリアのアップを望めば、その選択もあり得ますが、妻にその気は全くない様子です。

なぜなら、家族と一緒に過ごせる環境の方が仕事を頑張れるからです。モチベーションも維持しやすいようです。

そう考えれば、地域限定コースというのは女性銀行員にとって働きやすい制度かもしれません。

ただ、同じ仕事をしていて、コースによって収入に差をつけるのは同一労働同一賃金の観点からも問題がある気もします。

女性銀行員が活躍しやすい環境と制度をつくるべき

いかがだったでしょうか。

現在の女性銀行員の給料や年収事情が少し理解頂けたのではないかと思います。

地方の女性銀行員の収入はそれほど高くない
役職がつけば収入は跳ね上がる
全国異動と地域限定で収入は大きく変わる
個人的な見解ですが、これからの銀行は女性が活躍できる銀行こそ生き残る銀行と思ってます。
使えない男性行員中心の旧来型の銀行は自然に消えていくと考えます。
しかし、いまの環境や人事制度のままでは優秀な女性銀行員を失ったり、優秀な女性が銀行に就職することを控えてしまうように思います。
女性銀行員が活躍しやすい環境や人事制度を整備することが、これからの銀行にとって非常に重要だと思います。
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